【2027年版】カルガリーでワーホリ|仕事・住まい・生活費・冬のリアルと、1年間の暮らし方

「カナダでワーホリをするなら、どの都市がいいんだろう」

バンクーバーやトロントを調べているうちに、「カルガリー」という名前を見かけた方もいるかもしれません。

この記事は観光ガイドではありません。カナダのカルガリーという街に来て、住み、働き、夏と冬を越して1年間暮らすと、どんな毎日になるのか。

カルガリーのダウンタウンで20年以上、留学生・ワーホリ生の生活を近くで見てきたサクセスカナダが、到着直後につまずきやすいことも含めてまとめました。

※カナダワーホリの参加条件・申請の流れ・費用の全体像・都市の比較は、こちらの記事にまとめています。

関連記事:【2027年版】カナダワーホリの始め方

カルガリーでワーホリをする、ある1年

例えば、5月にカルガリーに到着し、最初の3か月は語学学校に通う場合、1年間はこんな流れになります。

時期暮らしのイメージ
1か月目(5月)ホームステイで生活がスタートし、語学学校に通い始めます。SIN(社会保険番号)の取得や銀行口座の開設、スーパーでの買い物など、最初の数週間は生活に慣れるだけで精一杯。授業の英語の速さに戸惑うのもこの時期です。
2か月目(6月)学校のリズムに慣れ、仲の良い友達と出かけることも増えてきます。英文レジュメを準備して、放課後や週末に仕事探しを始めます。日が長く、夜遅くまで明るい季節です。生活に慣れ始めた安心感から、体調をくずしやすくなる時期でもあります。
3か月目(7月)語学学校の最後の月。仕事が決まり、学校の後や週末にシフトに入り始める人も。ホームステイの後に住む家探しも進めます。7月には街を挙げてのお祭り「カルガリー・スタンピード」があります。
4か月目(8月)学校を修了し、シェアハウスへ引っ越し。仕事中心の生活になり、休みの日には友達と綺麗な湖やハイキングに出かける人も。
5〜6か月目(9〜10月)生活が落ち着き、働く時間や収入、貯金のペースが見えてきます。英語だけの生活にも不安感がなくなり、もっと話したいと思える気持ちになってくる時期です。秋は短く、10月には雪が降る日も。冬服を準備し始める時期です。
7〜8か月目(11〜12月)本格的な冬の始まり。寒さへの対応を覚えながら、職場や友達とホリデーシーズンを楽しみます。
9〜10か月目(1〜2月)一年で一番寒い時期ですが、暖かい風「チヌーク」で気温が上がる日も。スキーやスケートなど冬の楽しみ方も見つかります。仕事の英語にも慣れ、任されることが増えてくる頃です。
11〜12か月目(3〜4月)貯めたお金で旅行する、別の都市に移る、帰国後の仕事を考えるなど、「ワーホリの後」の準備をする時期。シェアハウスの退去連絡や、銀行口座・携帯電話の解約なども計画的に進めます。

到着する月が違えば季節の順番も変わりますが、「最初の3か月~4か月で英語と生活に慣れ、その後は仕事中心に暮らし、最後の数か月で次の準備をする」という流れは多くの方に共通しています。ここからは、テーマごとに見ていきます。

第1章 到着から最初の2週間:まずは生活の土台をつくる

最初の2週間は「仕事を決める期間」ではなく、「生活の土台をつくる期間」と考えるのがおすすめです。

成田空港からカルガリーへの渡航が初めての方は、チェックインからカルガリー空港到着までの流れを写真付きで紹介したWestJet直行便での渡航ガイドも参考にしてください。

  • 携帯電話:日本にいる間にカナダの電話番号付きeSIMなどを準備しておくと、空港からすぐに使えます。
  • 空港から最初の宿へ:荷物が多い初日にバスを乗り継ぐのは大きな負担です。到着時間と荷物の量によっては、タクシーや配車アプリも検討しましょう。なお、サクセスカナダでホームステイをお申し込みいただいた場合は、空港へのお迎えも含まれています。
  • 銀行口座:予約が必要で、当日に開設できないこともあります。口座維持手数料が毎月かかるのが一般的なので、無料になる条件も比べて選びましょう。
  • 当面の資金:日本からの送金は着金まで数日かかることがあります。最初の数週間分は、すぐに使えるお金を用意しておくと安心です。
  • SIN(社会保険番号):学校に通っている間、仕事を見つけるまでに取得をしておくと、就職先が決まった時に慌てずに済みます。

サクセスカナダが見てきたこと
最初の数日は、知らない人との共同生活や英語ばかりの環境に緊張して、部屋から出るのが億劫になったという方もいます。でも、多くの方は1週間ほどで少しずつ慣れていきます。最初の2週間は、睡眠と食事をしっかりと取って、体調を整えることを優先して大丈夫です。

第2章 住まい:ホームステイから、自分で探す家へ

カルガリーでワーホリをする人の多くは、語学学校に通う最初の数か月はホームステイや寮で暮らし、生活に慣れてからシェアハウスに移ります。

住まいの形特徴向いている人
ホームステイ到着日から住む場所が決まっていて安心。食事付きのプランも多く、英語を使う機会が多い。海外生活が初めての人、最初は安心できる環境がほしい人
寮(語学学校の寮など)割高だが、到着日から住む場所が決まっていて安心。他の学生との交流の機会を持てる。時期や予算の条件が合い、学生同士の環境で暮らしたい人
シェアハウス(ルームシェア)部屋を借り、キッチンなどを共用する。自分のペースで生活しやすい。生活に慣れてきた人、自炊や自由な生活をしたい人

ホームステイは、ホストファミリーとのコミュニケーションが大事

食事付きかどうかだけでなく、キッチンを自由に使えるか、食事の時間や家のルール、学校や職場までの時間も確認しておきましょう。

ホストファミリーがいい人でも、生活スタイルや価値観が合わないことはよくあります。慣れない食事のメニューや洗濯の頻度など、日本とは異なる文化に驚く事もあるかもしれません。大切なのは、我慢し続けて「もう帰国したい」と思うところまで追い込まれる前に、手配を依頼した会社や留学エージェントに相談することです。
ホストファミリーとのコミュニケーションの仕方を見直しただけで、よく眠れるようになり、学校が楽しくなり、表情が明るくなった方を、私たちはこれまで何人も見てきました。

サクセスカナダを利用した留学生のホームステイ体験談などは、こちらのコラムでも紹介しています。

留学生の体験談・現地生活のコラムはこちら

カルガリーの「寮」事情

寮は利用できる時期や契約期間に条件があることが多く、1泊単位の料金設定で比較的高めのため、1か月で計算するとホームステイより割高になることもあります。寮を考えている方は、通う学校の滞在先の選択肢と、時期・費用、また現地の学生寮について良く知っているエージェントにも話を聞いて、決める事ができると安心です。

シェアハウスの家探し:知っておきたい4つのこと

① 入居は「月の1日から」が多い

探す方法によっては、家が決まっても入居が翌月1日からで、それまで仮住まいを延長することになり、初期費用がかさむケースがあります。到着日と仮住まいの期間は、入居のタイミングから逆算する、もしくは日割り対応をしてもらえる所を探すと良いでしょう。

② 新着物件はこまめにチェックし、内見してから決める

条件のいい物件はすぐに埋まります。Facebookのグループ、Rent Fasterなどの賃貸サイト、e-Mapleなどの日本語掲示板をこまめに確認しましょう。写真だけでは部屋や同居人の雰囲気は分からないので、必ず内見してから契約に進むことをおすすめします。

入居を少し先に計画していても、空室情報の流れを見るために、早めから広告を確認し始めるのも秘訣です。

③内見時、入居前に確認しておきたい事をまとめておく

家賃に含まれているものを再確認したり、退居通知はいつすれば良いか等は、入居前に確認をしておく方が、退去時のトラブルになりにくいです。

④ 「帰り道」と「交通」で場所を選ぶ

飲食店の仕事は夜遅くに終わることもあります。家賃だけでなく、仕事帰りに夜道をどのくらい歩くかも考えて選びましょう。カルガリーの公共交通はCTrainとバスで、ダウンタウンやCTrainの路線沿いに住めば車がなくても生活できます。ダウンタウンには「+15(プラス・フィフティーン)」と呼ばれるビル同士をつなぐ空中通路があり、寒い日も外に出ずに移動できます。

④ エリアの雰囲気は、現地に住んでいる人に聞く

カルガリーはカナダの中では比較的治安がよく、落ち着いて暮らせると感じる方が多い街です。ただ、ダウンタウンの一部では、ホームレスの人達が集まりやすい場所を見かけることもあり、夜遅くの一人歩きには注意が必要です。家賃が安いエリアには、それなりの理由があることも。インターネットの情報だけで決めず、実際に住んでいる人に周辺の様子を聞いてみましょう。

同居人との相性も大事な条件

文化や生活習慣の違う人と暮らすと、掃除やゴミ出しのルール、料理のにおい、生活時間の違いが、思った以上にストレスになることがあります。日本人同士で住むと生活習慣が近くて楽な一方、家で日本語を話す時間はどうしても増えます。自分が何を優先したいのか、譲れない条件は何かを考えて選びましょう。語学学校で出会った気心の知れた友達同士で家を借りる方もいます。

第3章 仕事:カルガリーで働くということ

語学学校に通う場合は、耳が英語に慣れ、生活も落ち着いてきた1か月目以降に仕事探しを始めると、焦らずに進められます。ワーホリでよくある仕事や探し方、準備しておくものはこちらの記事にまとめています。ここでは、カルガリーならではの事情をお伝えします。

サクセスカナダが見てきたこと

◎カルガリーでよくあるワーホリの仕事内容は、飲食店(レストラン・カフェ)、ホテル、空港内のお土産店、日本語学校の講師など

◎英語力が十分でないと、話さずに済むキッチン内での準備作業だけ等が仕事になる場合がある。

◎レジュメの書き方や、職種によっての自己アピールの仕方で仕事を見つけるまでの時間が変わる。

バンフやキャンモアで働くという選択肢

カルガリーから車で約1時間半のバンフや、その手前にあるキャンモアには、ホテルやレストランなど観光業の仕事が多くあります。スキーやスノーボードを楽しみながら働きたい人にも人気のエリアです。

また、国立公園内の野生動物の数を調査するなど、少し変わった仕事の募集が出ることもあります。自然に囲まれて暮らしたい人や、ホスピタリティ業界に興味がある人にとっても魅力的な場所です。

都市部で生活を立ち上げてから、季節に合わせてこうしたリゾート地で働くという選択肢を持てるのも、カルガリーの特徴です。

時給とチップ

飲食店では、時給に加えてチップ収入がある職場もあります。チップの分け方はお店によって違うので、面接のときに確認しておくと安心です。

職場では、友達ができにくいこともある

職場では、学校のように自然に友達ができるとは限りません。仕事が決まってから「話せる相手がいない」と感じる方もいます。語学学校やコミュニティなど、職場以外のつながりを持っておくと、生活の支えになります。

第4章 生活費とお金:カルガリーのシェアハウスで1か月暮らすといくら?

項目目安(月額)メモ
家賃(シェアハウス1部屋)約700〜1,000CADエリアや設備、光熱費・インターネット代込みかどうかなど、物件によって変わります
食費約250〜400CAD自炊か外食かで大きく変わります
交通費約120〜150CADCalgary Transitの大人用月間パスは126CAD(2026年1月〜)
携帯電話約30〜50CADプランによります
合計約1,100〜1,600CAD上記4項目の合計。日用品代や交際費などは含みません

チップ:いつ、いくら払う?

カナダでは、人から直接サービスを受けたときに、料金とは別にチップを払うのが一般的です。カルガリーで暮らす場合の大まかな目安は次のとおりです。

場面チップの目安メモ
レストラン(席で注文・サーブされる店)15〜20%15%が標準的。サービスがとても良ければ20%以上
美容院・ネイル・マッサージなど18〜20%担当者に対して払う
タクシー10〜15%端数を切り上げて払う人も
配車アプリ(Uberなど)任意乗車後にアプリで選べる。払わなくても問題ない
フードデリバリー10〜15%任意だが、払うのが一般的。アプリで注文時か配達後に選べる
カフェ・テイクアウト任意払わなくても問題ない

チップは、税金を加える前の金額をもとに計算するのが一般的です。

支払い端末では「15%・18%・20%」のようにチップの割合が表示され、カフェのテイクアウトなどでも同じ画面が出ることがあります。表示された割合を選ぶだけでなく、金額を自分で入力したり、チップなし(No Tip)を選んだりもできます。最初の頃は表示された割合をそのまま選んで、知らないうちに多めに払っていたという方も少なくないので、支払いのときは画面をよく確認しましょう。

レシートの「デポジット」は容器の預かり金

飲み物を買うと、容器のデポジット(預かり金)が加算されます。空き容器を、カルガリー市内に複数ある回収所に持っていくと返金されます。

スーパーと日本食

カルガリーの主なスーパーには、Real Canadian Superstore、Safeway、Save-On-Foods、Co-opなどがあります。食品のサイズや量が大きく、一人暮らしだと使い切るのに工夫が必要なことも多いです。豆腐や醤油、カップラーメンなどは、こうした現地のスーパーでも手に入ります。それ以外の日本の調味料や日本食、薄切りの肉などは、T&T、H Mart、A-Mart、E-Martなどのアジア系スーパーや、True Worldなどの日本食材店で買えるので、基本的に困ることはありません。

第5章 冬:カルガリーの寒さとの付き合い方

カルガリーでのワーホリを考えるうえで、冬の寒さは気になるポイントですよね。

カルガリーの冬は、厳しく冷え込む日もありますが、毎日寒いわけではありません。暖かい風が吹いて過ごしやすい日もあり、何より晴天率が高く、澄んだ空気と青空の下で気持ちよく過ごせる日が多いのも、カルガリーの冬の特徴です。

  • 「気温」の数字より「体感温度」を見る:風の有無や日差しの有無で、感じる寒さはまったく違います。天気予報では体感温度(Feels like / Wind chill)を確認しましょう。
  • チヌーク:ロッキー山脈から吹き下ろす暖かい風で、真冬でも一時的に気温が大きく上がる日があります。
  • 服装は重ね着:外は寒くても建物の中は暖かいので、脱ぎ着しやすい重ね着が基本です。外を歩くときは、帽子・手袋・スノーブーツが必須。防寒性の高いアウターやブーツはカルガリーでたくさん売られているので、現地で買うのがおすすめです。
  • 乾燥対策:一年を通して空気が乾燥しています。保湿効果の高いスキンケア用品は、カルガリーでも多く売られています。水分をたくさん摂って、体内からも保湿することを心がけましょう。

カルガリーには地元ホッケーチームがあり、語学学校でもホッケー観戦がアクティビティーとして開催されます。興味がなかった人も、クラスメイトと一緒に観戦した後、大ファンになったという話もよく聞きます。

クリスマスシーズンはイルミネーションも楽しみで、各家庭で趣向を凝らした飾りつけが町中を照らします。

カルガリーは、あなたに合う?

ここまで読んで、カルガリーでの生活を少しイメージできたでしょうか?

例えば、こんな方はカルガリーを渡航先の候補に入れてみてもよいかもしれません。

  • 都市での生活も、自然の中で過ごす時間も楽しみたい
  • 生活費をおさえて暮らしたい
  • 日本人の少ない場所で英語をたくさん使って生活したい

一方で、寒さが非常に苦手な人や、大都会で生活したい人、日本コミュニティが身近にないと不安な人は、慎重に考えたほうがよいかもしれません。また、希望する仕事が明確に決まっているなら、その職種の求人がどの都市に多いのかを調べることも大切です。
ワーホリの1年を通じてどんな経験をし、何を得たいのか。どんな毎日を送りたいのか。それを考えたうえで、自分に合う都市を選びましょう。

カルガリーでのワーホリを、一緒に考えます

サクセスカナダは、カルガリーに20年以上拠点を置き、現地で留学生やワーホリ生をサポートしてきた留学エージェントです。

カルガリーが自分に合うかどうか、学校に通ったほうがいいかどうかなど、一人ひとりの希望や状況に合わせて、ワーホリのプランを一緒に考えます。

まだ具体的な渡航計画が決まっていなくても大丈夫です。カナダでワーホリをしてみたいと思ったら、まずはお気軽にご相談ください。

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